名張市の訪問看護 / リハビリ
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三重県名張市 訪問看護リハビリステーション「ハッピーウッド」

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名張市の訪問看護/リハビリ

小児のご利用者様とご家族の皆さんが安心して生活ができるように

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医療的ケアが必要な子どもさんとご家族様が、
  安心して心地よく暮らしていただき、
子どもの成長を楽しみにしていただくためにおたすけできるように

子どもさんは日々成長します。日々、様々な経験を経てそれぞれの世界を広げる多くの可能性を持っています。身近な家族、友人、生活の中で出会う大人たちとの交流を通じ、社会とのつながりを育んでいきます。しかし、病気によって、そのような機会が制限されてしまう子どもさん方がおられます。

医療的ケア児は、日常生活を送る上で医療的なケアと医療機器を必要とする子どものことです。医療的ケアとは具体的に、身体に気管切開部がある、人工呼吸器 を装着している、痰の吸引が欠かせない、在宅酸素療法を受けている、胃や腸などから経管栄養を受けている、等ございます。これらの医療的ケアは生きる上でも不可欠なものであり、ケアの内容はそれぞれの疾病や病状に応じて異なります。

重症心身障害1のある医療的ケア児は自分で体を動かすことや、意思の通りに見る、聞く、話すことが困難な場合があり、医療のケアとともに、起居や着脱の動作、食事の摂取、排泄、入浴など日常行為の介助を必要とすることがあります。このような医療的ケア児が自宅で過ごす場合にはご家族が看護し、子どものケアと健康管理を一身に担っています。

障害福祉及び医療の分野では、医療的ケア児と家族が安心して暮らし、時に楽しい時間を過ごすための様々なサービスと支援が行われています。

その一端を担わせていただいているのが訪問看護リハビリテーションハッピーウッドのような訪問看護ステーションがその一つでもあります。

当訪問看護ステーションには総合病院を経て(具体的には天理よろづ相談所病院や岡波記念病院、寺田病院さん)20年以上の歴を持つベテラン看護師、さまざまな資格を有している看護師含めて7名だけでなく、20年以上のリハビリテーションの歴を持ち、学校へ教えに行っていている教師陣でもある現役理学療法士や理学療法士の資格も持ち合わせる医学博士も常駐し、多くの資格を有している理学療法士含めて9名日々頑張らさせていただいています。

同建物には居宅介護支援事業所(ケアマネージャーの事業所)で複数名の主任ケアマネージャー含めて6名滞在し、日々切磋琢磨させていただき、地域の医療・介護・福祉の事例に勇ませていただいております。

 

訪問看護研修報告

小児科病棟での継続支援

(地方独立行政法人京都市立病院機構京都市立病院 看護部) 岡本 友美子

地域では,少子高齢化・核家族化が進み,在宅ケアの必要性が高まっている.小児でも,医療的ケア児等の増加に伴い,訪 問看護を利用した継続支援の需要が高まっている.入退院支援看護師は,スムーズな入院・治療・退院をめざして活動してお り,在宅に向けての支援について学ぶために研修を受講した.その学びを部署での退院支援に生かしている.

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(京市病紀 2021;41:94-96 )
Key words:退院支援,継続看護,訪問看護,医療的ケア児

はじめに

当院では,2019 年 7 月に入退院支援看護師が活動を開 始,11 月に患者支援センターが開設された.入退院支援 看護師は,入院前から患者のリスクを把握し,スムーズ な入院治療,早期退院,在宅転院移行をめざし,院内・ 地域スタッフと多職種で連携して活動している.

 私は,小児科病棟の入退院支援看護師として,退院支援業務を行ってきたが,退院後在宅ではどのように支援が継続されているのかが分からず,具体的な取り組み方
法に迷うことがあった.そこで,在宅に向けての支援について学ぶために訪問看護研修を受講した.受講で得られた知識をふまえて,部署で行った退院支援症例と合わ
せて報告する.

考察

 訪問看護研修と症例を通して,医療的ケア児・小児在宅支援の視点で大切なことは,患者家族の希望を尊重しその人らしく生活するための支援,患者家族が望む場所
での支援,家族だけという狭い視野ではなく,早期から社会とのつながりをもてる支援,成長・発達・生活スタイルや気持ちの変化に伴う個別性のある継続した支援,
入園入学といった人生の節目など適切な時期を意識した介入であると考える.

医療的ケア児の支援にあたっては,医療・行政・福祉・ 療育・教育などのさまざまな機関が,それぞれの専門に 応じた支援を行っている.複数の領域が関わるというこ とは,立場や役割の違いから,子どもと家族のとらえ方 や子育てに対する考え方,支援者としての価値観が異な ることがある.よりよい支援を行うためには,互いの価 値観を尊重しながらチームとして連携していく必要があ る.退院支援看護師は,このチームで初めから患者家族 に関わるスタッフの一人だと言える.患者家族の希望に 耳をかたむけ,院内多職種に働きかけ,必要に応じて院 外機関とも情報交換・支援調整の検討を働きかけること が退院支援看護師の重要な役割だと考える.

結語

 病棟で支援を行っている時は退院することがゴールだと思っていた.確かに退院はひとくぎりだが,患者家族にとっては退院から新たな自宅での生活が始まる.病棟
での支援期間はその準備期間なのだということに気付いた.つまり「退院はスタート」であると言える.
 患者家族が少しでも不安なく退院後の生活をスタートでき,継続していけるように今後も取り組んでいきたい.

まさしくその通りと思います。「退院は新しいスタート」です。

住み慣れた地域で、少しでも不安を取り除け、輝ける明日を踏み出せるお手伝いを、ぜひ私たちにさせていただきたく思います。
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